異形部品挿入機ヘッドイメージ

基板が回転する

 (AI-2200、AI-2100のみ)

部品の挿入角度を変える必要がある場合、挿入ヘッド・クリンチヘッドを回転する事で対応していました。
しかしお客様の要求によっては基板が回転するほうがメリットがあります。(エーアイテックはこの技術で特許を取得しています。)
基板が回転する事により以下のような利点があります。

利点 説明
構造がシンプルになる 挿入ヘッド・クリンチヘッドの2軸を回転させるかわりに基板1軸の回転で済む。
ヘッドが複数の場合は更に顕著。
調整が容易 挿入ヘッド、クリンチヘッドの位置合わせは必須だが、回転しないので調整が容易。
タクトの短縮 挿入ヘッドロボットと基板搬送ロボットが役割分担する事でタクトが短縮。
挿入ヘッドロボットが部品を準備する間に基板搬送ロボットが挿入位置まで移動できる。

色々な異形部品に対応

コンデンサ、トランス、リレー等、様々な異形部品を挿入した実績があります。ここには一部の特徴的な部品を挙げます。

ラジアル部品ラジアル部品
ラジアル部品ラジアル部品
ラジアル部品ラジアル部品
ラジアル部品
アキシャル部品
アキシャル部品
IC
アキシャル部品
ヒューズ
ヒューズ
コネクターコネクターコネクター
コネクター
コネクター
トランス
トランス
リレー
リレー
端子
端子
ピン(圧入)
ピン(圧入)

各種の供給方法に対応

スティックフィーダ、ラジアルフィーダ、アキシャルフィーダ、パーツフィーダ、トレイフィーダ、フープ材カット&フィーダ等に対応可能です。
一台の装置に複数タイプのフィーダを取り付ける事も可能です。

スティックフィーダ
スティックフィーダ
大形ワーク対応スティックフィーダ
大形ワーク対応スティックフィーダ
10連スティックフィーダ
10連スティックフィーダ
ラジアルテープフィーダ
ラジアルテープフィーダ
アキシャルテープフィーダ
アキシャルテープフィーダ
ラジアル/アキシャルテープフィーダ
ラジアル/アキシャルテープフィーダ
パーツフィーダ
パーツフィーダ
パーツフィーダ
パーツフィーダ
振動ボールフィーダ
振動ボールフィーダ
トレーフィーダ
トレーフィーダ
フープ材カット&フィーダ
フープ材カット&フィーダ
 

省スペース設計

製品 寸法
AI-2500 幅 550、奥行き 860、高さ 1400
AI-2600 幅 885、奥行き1620、高さ 1700
AI-2200 最小幅 940(1・2フィーダ搭載機)+フィーダピッチ100 ×フィーダ数(3フィーダ以上)
奥行き 1200(フィーダ後部除く)、高さ 1670
AI-2100 幅 1500、奥行き 1200、高さ 1800

高い連続稼働性

挿入ミスを検知した場合、自動復旧するオートリリース&リトライ機能装備により連続稼働可能です。
挿入の成否は標準で以下の項目をチェックします。

  • 挿入時の過負荷
  • 挿入後のワークの位置
  • クリンチ時の過負荷 (クリンチがある場合)
  • ネジ締めトルク (ネジ締めがある場合)
  • ネジ締め後のネジの位置 (ネジ締めがある場合)

扱いやすいスティックフィーダ

エーアイテックのスティックフィーダには以下のような特徴があり、お客様に好評です。
特徴 説明
機械が稼働中でも部品の供給が可能 装置の背面からいつでも部品供給ができる。
部品を供給しやすい 水平に置く事で作業者が部品をばら撒く危険性が減った。
つまりが起きにくい サーボモータを使い強制的にワークを排出する。
水平に置いた為に部品が倒れてジャムが発生する問題も改善された。

部品成型機能

  ※オプション
別の成型機で異形部品のリードを成型している場合、挿入機自体にその機能を持たせる事ができます。
下図はラジアル部品のプレフォーミングです。

ラジアル部品のプレフォーミング

回避動作

  ※オプション
挿入済みのワークが傾いて挿入を邪魔する場合、傾いたワークを起こしながら、このワークを回避して所定の位置に挿入する回避動作の機能をもたせる事ができます。

CADデータ取り込み

  ※オプション
お客様の使っているCADデータを取り込み、ティーチングの手間を簡略化する事も可能です。